田中唯いちご

子ども達はいちごが大好きで、一緒に買い物に行くと
「いちごや!」「食べる!」
と大はしゃぎ。
今年は暖冬のためか、店の兄ちゃん曰く「成長は早いけど甘さ控えめのいちごが多い」そう。
でも、この間買った大きいいちごはとっても甘くて幸せを感じました(笑)。

上のお姉ちゃんは4歳になってからお小遣いを渡し始めたので、合わせて数字も勉強中。
そのせいか、買い物に行っても
「これなんて読むの?」
なんて、聞かれることもしばしば。
そして、この間はいちごの値段を見てこの一言。
 
「いちごの数字ちゃうで(違うで)」

いちごの数字とはいちごの「値段」のこと。
大人からすれば、いちごは品種によってお店によって値段が違うのは当たり前。
でも、子どもからすれば「同じいちごなのに何で値段が違うの?」という疑問。
やっぱり子どもの目の付け所はハッとさせられる!

値段の違いは説明しましたが、ここで私が一人心の中で思ったことは
 
『このままいちごが値上がりしたらどうしよう・・・!!』ということ。

主婦や自炊をする人はほぼ毎日買い物に行くので、結構食品の値動きには敏感だと思うけど、長い目で見たときの値動きにはそれほど敏感ではないように思います。
5年前のいちごの値段って言われても、「そんなの覚えてないよ」だしね。

この値動きで怖いのが値上がりする場合。
ニュースでも、小麦粉や砂糖が値上がりしますって言ってますが、その時はこりゃ大変と思った消費者が大量買いしますよね。
でも、時間が経つと値上がりした値段が当たり前になってしまう。
それで、またある時に値上がりのニュースが流れて、騒いで・・・の繰り返しです。

値上がりは時間が経てば慣れてきます。
しかし、これがジワジワとボディーブローのように後からかなり効いてくるんです。
もし、数十年単位で考えた時にモノの値段が今より2倍・3倍になったのに(モノの値段は基本的には上がった下がったを繰り返しながら右肩上がりになるという性質があります)、私たちのお財布状況が今と変わらなかったら、どうなるでしょう。

答えはモノの値段が上がるスピードと同じスピードで財布のお金もふえてこないと、ホントに厳しい状況になるということです。

娘がサラッと言った
「いちごの数字ちゃうで」
という一言は、実はとても奥の深い一言なんです。
 

財布のお金をふやす方法が今のままでいいのか、ちょっと立ち止まって考えてみませんか?